正直に言うが俺はコンプレックスのかたまりだ。劣等感を食べて
生きているようなものだ。誰を見ても俺が持たない輝きを持って
いる。俺はある一点においては天才であるが。それを除けばほと
んどだめな人間だ。だから色々な人に憧れるし、それが頂点を
極めると愛になる。だから俺は彼女を愛した。憧れている間はそ
の人になりたいと思うが、愛するとそう思わなくなる。だって、そ
の人になってしまうと、愛することができなくなってしまう。俺は俺
でなければ彼女を愛せないんだ。でも俺が俺でいる限り彼女は
遠ざかるだけ。ああ! ああ! ああ! ああ! ああ! 抱き
しめて 抱きしめて 抱きしめて 抱きしめて 抱きしめて 抱き
しめて!! 倫理的に俺は汚れて醜い考えを持っていることは分
かってるんだ。神に許されないことも・・・・・・。でも、一度でいい。
その後の罰は何でも受ける! 命を奪われてもいい。すべてを
なくしてもいい。抱きしめて! 抱きしめて! 抱きしめて!!