ねえ そばにいたいよ
許しておくれ
僕は君の中をさまよいながら
伝えるべき言葉を探す吟遊詩人
銀色のアーチを抜けて君とばったり出会ったら
まず好きな猫の名前を聞くんだ
ねえ そばにいたいよ
許しておくれ
夢に破れてうろたえても
センチメンタルが似合わないから
せめて気取らずありのままを伝えようか
口を尖らせてすねてる君を
こんなに愛しく想うのは僕だけかもしれないんだぜ
ねえ そばにいたいよ
許しておくれ
僕は君とふざけ合いながら
届けるべき言葉を探す吟遊詩人
どんな上品な言葉でもこの想いには勝てっこないから
とりあえず今夜は好きな空の色でも聞いておこう
ねえ そばにいてよ
