祈り



石を投げれば偽善者に当たるような街で

保障されすぎた明日に退屈してしまうよ

人々は皆　馴れ合いの平和につかりきっていて

淋しさを殺すための約束ばかり求めているんだ

いくらきれいごとを並べても

お前らの目を見りゃわかるのさ

その体にどれほど貪欲な血が流れているか

へえ　そんな過ちすら人のせいにしちまうのかい

どんなに飾り立ててもごまかしきれやしないよ

要するに自分の力が信じられないんだね

ひとの一生なんてはかないものだから

せめて一つぐらい

誰にも譲れないものがあってもいいだろ


だから神様お願いです

彼女を幸せにしないでください

誰の助けも借りずに

僕が幸せにしてみせます