もし僕が死んだら、といっても暗いイメージにとらないでほしい。

自殺するつもりもないし　いたって健康だし老すいする歳でも

ない。例えばの話さ。だっていつかは死ぬんだから。人間　い

や生き物なんだからそれだけは逃れられない。ただ事故やな

んかもありえない話じゃないからね。そんな時に突然死んじゃ

って　ああ、あの事を誰かに伝えておくのを忘れたなんてことを

他界先で思いたくないんだ。だから今書いておく。後悔しないた

めに。お葬式やなんかをね、立派なものにしてくれなくてもいい。

ただひとつどうしても、たったひとつ望んでいることがある。そ

れを叶えてくれることを僕は信じて天界へいくよ。どんなに圧力

がかかっても、僕のことを本当に思ってくれるなら、これだけは

何がなんでも実行して欲しい。それはね、この一連のノート。

何冊になるかわからないけど、ここには僕のすべてがあると思

ってくれてほぼ間違いない。おそらくこれからも増えつづけると

思う。これは僕が生きていた証であり、一つの嘘もない。言い出

せなかったことが、たくさん詰まっている。このファイルを僕の知

人すべてに見せて欲しい、特に友人には絶対！　どう思われて

もいい。これが僕なのだから。

　きっと軽蔑されるようなこともこれだけあればいくつもあるだろ

うと思う。でも、僕は現実の中で素直じゃなかった。気が狂ってる

と思われるのが怖かったから。だって自分でも恐ろしくなるほど

人を愛することや純粋さの追求で頭がいっぱいで、、毎日胸がは

りさけそうな思いをしてるんだもの。そんな事全部口に出してしま

ったら、精神病院に連れて行かれるんじゃないかと思ってたんだ。

ただ、一生懸命生きてるだけなんだけど、人より少し極端なんだ

な。愛や純粋さに対しては。本当なんだ。だから苦しくてどうにも

ならない。その反面愛や純粋さに触れたときの喜びといったら、

きっと誰もが味わえないような強いものを感じられたから僕は幸

せなんだよ。わかるかなあ？

　とにかく僕はまだまだ書きつづける。自分をすべてさらけだした

いという僕の望みをどうかこれを読んでいるあなたに叶えてほし

い。これをすべて読んで欲しい。

　それから、できれば僕の遺体は竹林に埋めて欲しい。「竹」の

生き方って僕、とても好きなんだ。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イヴキ