ここしばらく友達がたて続けに泊まりにきてくれたんで
僕は幸せだった。友達がどれほどかけがえのないもの
かを身にしみて感じる。僕に愚痴をこぼしていく友達な
んか僕はすごく好きだな。なんか安心するんだ。そうい
った不満とかを僕はもっと聞きたいんだよ。そういうの
ってその人が色々感じてるという証拠で、すべてに無
関心って奴が一番つまらないからね。熱く語ったりでき
る友達もいいね。信念ってものがそこにはある。街の
くだらねえことで頭がいっぱいの馬鹿男とは違って、僕
の友達はそういった熱い奴らがいるんだ。しらけちまう
のが一番最低だよ。後で思い出すと恥ずかしくなるよう
なことをたまにぶちまけたりするのは素敵だ。そんな友
達が愛しいよ。僕自身、きっと何年か後に思い返したら
恥ずかしくなるようなことばかり頭に詰まってるからさ。
でも、それを恥ずかしいといって切り捨てるのはよくない
ぜ。そこに大切なものがあるんだ。より本心に近いもの
が。だから恥ずかしがらずに僕に伝えて。それが本心
に近いほど僕は美しさを感じる。断じて軽蔑などしない。
夢中になって話して。いつでも聞いてあげる。大切な友よ。